登壇者・スピーカー
ロカデミック・まーけっと!登壇者紹介⑥カーボンニュートラル時代の”公正な移行”の可能性を語る。つちからみのれ伊東将志さん/フィッシャーマン・ジャパン長谷川琢也さん/環境省 清間笑奈さん
油津商店街周辺のスナックや会議室にて、ローカルと結びつきの深いテーマを専門とする研究者を囲んでざっくばらんに語り合う「DAY1 ロカデミック・まーけっと」のコーナー。決定した登壇者から順に紹介していきます。
今回ご紹介するのは、Just Transition(公正な移行)をテーマに三重県尾鷲市を拠点として活動されている伊東将志さん、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンCo-Founderの長谷川琢也さん、環境省の清間笑奈さんです。
●登壇者プロフィール
伊東 将志氏(一般社団法人つちからみのれ ファウンダー)
三重県尾鷲市在住。18歳で地域の商工会議所に22年勤務、その後、まちづくり会社を経て、現職。「そのまちならでは」の取組みを全国各地で支援。地域資源活用における実践として、尾鷲ヒノキの間伐材の利活用を促進する100のありがとう風呂などを企画、全国展開し、2015グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞審査委員長賞を受賞。2022年からは、地元尾鷲の電力会社の撤退に伴い、変わりゆく街に呼応し、ジャストトランジションをテーマに一般社団法人つちからみのれを設立。新たな挑戦を始める。
長谷川 琢也氏(LINEヤフー株式会社、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンCo-Founder)
東日本大震災の後、被災地の農産物などをネット販売する企画を立ち上げたことをきっかけに、宮城県石巻市に移住。地域を活性化させ、次の世代に続く水産業を実現するため、地元の若手漁師と共にフィッシャーマン・ジャパンを立ち上げ、水産業のイメージを「カッコよく」「稼げて」「革新的な」という「新3K」に変えていくことを目指している。2021年、企業版ふるさと納税を活用して脱炭素事業を推進する自治体に寄付をする「地域カーボンニュートラル促進プロジェクト」の担当と、SDGsメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」編集長に。
清間 笑奈氏(環境省 地域循環共生圏推進係長)
2021年環境省入省。福島の復興や地域脱炭素関連業務を経て、現在は地域循環共生圏という、環境で地域を元気にする地域づくりの業務に携わる。地域の方の主体性、様々な主体との協働、地域課題の同時解決という点をポイントに、持続可能な地域づくりを推進している。
●セッション内容(案)
誰一人取り残したくないそこのキミ🫵スナックジャストラへようこそ!
いつの時代も産業構造の転換は起き続けるなかで、気候変動による急激な海洋環境の変化、また脱炭素社会への移行による火力発電所などの地域を支えてきた産業の撤退など、これまでにないスピードで地域をとりまく環境や変化が起きています。時代の流れや避けられない気候変動が進むなかで、環境変化に適応しながらも誰一人取り残さず地域らしく生きていくためには何が必要なのか?
今回は、日本で初めて火力発電所が全撤去している三重県尾鷲から”鉄から土へ”をスローガンに新たなムーヴメントを仕掛けるつちからみのれ、水産業界の変革を起こし続けるフィッシャーマンジャパン、そして、主体性・協働性・同時解決をキーワードに「環境で地域を元気にする」ことを目指す環境省が日南に集結!
カーボンニュートラル時代の”公正な移行”の可能性、Decent work(働きがいのある仕事)の作り方など、新時代の地域や地域産業の在り方を一緒に語りませんか?
●参加者へのメッセージ
(伊東氏)ローカルで試行錯誤しながら、活動をされているみなさんにお会いできるのを楽しみにしております。 紀伊半島の小さな町で、時に愛され、時に刺されてきた30年の七転び八起きな取組みの数々をお話したいと思っております♪
(清間氏)地域づくりに関わっている/関わりたいみなさま、様々な変化がある中で、地域を持続させる・地域で暮らし続けるために必要なあれこれを、ぜひ一緒にお話しできればと思います!